「犬を散歩させていたら、突然歩かなくなってしまった」というような経験をしたことはありませんか？元気にお散歩をしていた愛犬が突然歩かなくなってしまうと、「ケガをしたのだろうか」「どこか具合が悪いのではないか」等というような心配を当然ながらしてしまいますよね。犬が散歩中に突然歩かなくなるのには様々な理由があります。

 

今回は犬が散歩中に突然歩かなくなってしまう原因と、その対処法についていろいろとお話していきます。

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犬が散歩中に歩かなくなってしまった原因とは

犬が散歩中に突然歩かなくなってしまう原因として、次の4つが挙げられます。

 

・病気やケガ
・過去の記憶
・疲れ
・リードやハーネス

 

これら4つがなぜ犬が突然歩くのをやめてしまう原因なのかについて、具体的に解説していきます。

病気やケガ

犬が散歩中、突然歩くのをやめてしまった時に、まず疑うのが病気や怪我です。散歩中に鋭利なものを踏んで足に切り傷を負ってしまったり、関節炎による痛みで足を動かせなかったりするせいで、突然歩かなくなったのかもしれません。

過去の記憶

散歩中、犬にとって嫌な出来事があり、そのことがトラウマになって歩かない可能性があります。トラウマになりそうな出来事として、次のようなことが挙げられます。

 

・別の犬に吠えられた
・飼い主にきつく叱られた
・車にひかれそうになった

 

犬はとても賢く、楽しかったことも悲しかったこともしっかり覚えています。散歩中に起こった出来事によって、散歩が辛いものとして捉えられているかもしれません。

疲れ

お散歩が大好きだった犬が突然歩かなくなったのは、年を取り、体力が減少したことによる疲れが原因かもしれません。また、運動不足の犬がちょっと歩いただけで疲れてしまっている場合もあるでしょう。舌を出し、ハアハアと荒い息使いをしていたら、疲労の可能性があります。

リードやハーネス

犬にとってリードやハーネスとの相性はとても重要です。新調したリードやハーネスが体に合わず、気持ち悪く感じてしまった犬がお散歩中に突然歩かなくなることはよくあります。犬にとってリードやハーネスが体に合わない時の感覚は、人間にとっての靴擦れと同じである、とも言われています。

歩かなくなってしまった時の対処法について

散歩中に突然歩かなくなってしまった犬に対し、飼い主はどのような対応をすればよいのでしょうか？詳しく見ていきましょう。

散歩デビューの幼い犬の場合

散歩デビューの幼い犬の場合、最初からすぐに歩かせようとはせず、まずは外に慣れてもらうことから始めましょう。お家の中でリードやハーネスを付けてお散歩の練習をした後、まずは抱っこしたままの状態で外の空気を吸わせてあげましょう。それに慣れてきたら少しずつアスファルトや土の上を歩かせるなど、段階を踏むことにより犬がスムーズに散歩を身に付けることができます。

成犬の場合

成犬が突然散歩中に歩かなくなってしまったら、まずは足にけがをしていないか、引きずって歩いていないかをチェックしましょう。けがや病気ではないことがわかれば、犬が苦手にしている場所がないかを確認し、もしそのような場所があればそこを避けたお散歩ルートを検討してみてください。おやつをあげても歩こうとしない場合は無理をせずお家に連れて帰り、犬の様子を見ましょう。

散歩中にやってはいけないこととは？

幼犬は仕方がないのですが、成犬になった場合、散歩中に抱っこをするのはできるだけ控えましょう。疲れて座り込むごとに抱っこをしていると、犬は座れば抱っこしてくれると勘違いし、自分で歩いてくれなくなってしまいます。足のけがや病気等の疑いがない場合は、極力抱っこを控えましょう。

犬が臭いを嗅いでばかりで歩かない場合の対処法

犬にとって臭いを嗅ぐことは情報収集やストレス発散の行為でもあります。なので、臭いを嗅ぎ始めるとそればかりに集中してしまい、スムーズにお散歩が進まないことも稀にあります。

 

このようなことにならないように、臭いを嗅ぐポイントをあらかじめ決めておき、それ以外の場所では臭い嗅ぎを行わないようにしつけをしましょう。臭い嗅ぎのポイントとする場所はお散歩コースの後半に設置するのがおすすめです。また、しつけの際はおやつを有効に使いましょう。

犬が散歩中に歩かなくなる理由を知ろう

犬が散歩中に突然歩かなくなる理由として、ケガや病気、リードやハーネスが合わない、過去にトラウマになるような経験があった、等が挙げられます。歩かなくなったからといってリードをぐいぐい引っ張り、無理に歩かせようとするのではなく、歩かなくなった理由を一度犬の目線になって一緒に考えてあげましょう。