犬が一人遊びできるようになると、さまざまなメリットがあります。一人で過ごさなければならないお留守番の時も、一人遊びが上手な犬であれば、寂しさや退屈さをあまり感じることはないでしょう。では犬に一人遊びを身に付けてもらうためには、どのように対応すればよいのでしょうか？

 

愛犬に一人遊びを習得してもらいたい飼い主さんのために、今回は犬が一人遊びできることのメリットや、おもちゃ選びのポイント等をお話していきます。

この記事を読むための時間：3分

犬が一人遊びできると、どのようなメリットがある？

犬が一人遊びできるようになることのメリットして、次の2点が挙げられます。

 

・留守番上手になる
・飼い主が忙しい時も一人で遊んでくれる

 

これらのメリットについて、更に詳しく見ていきましょう。

留守番上手になる

一人遊び上手な犬は、お留守番上手な犬でもあります。一人遊びができる犬は留守番中も退屈することなくおもちゃを使って遊んだり、窓から景色を眺めて過ごしたり、お気に入りの場所でお昼寝をしたりして、一人で過ごすことができます。

飼い主が忙しい時も一人で遊んでくれる

犬は飼い主と一緒に遊ぶのが何よりも大好きですが、場合によっては中々遊んであげられないこともありますよね。そのような時も犬が一人遊びできれば、忙しい飼い主に無理にお願いすることなく、おもちゃなどを使って一人で遊んで過ごしてくれます。

犬はどのようなことをして遊ぶの？

では、犬はどのようなことをして遊ぶのでしょうか？犬の遊び方として、次の3つの行動が挙げられます。

 

・走り回る
・動くものを追いかける
・かじる

 

これらの行動についてもう少し具体的に見ていきましょう。

走り回る

犬は何よりも走り回って遊ぶのが大好き！広いドックランに連れていくと気持ちよさそうにいつまでも走り回って遊んでいます。犬は飼い主さんにボールやフリスビーを投げてもらい、一緒に遊ぶのも好きですが、一人で走り回るのも大好きです。走り回って体を動かす犬は、ストレス発散や運動能力の向上効果も得られます。

動くものを追いかける

動いているものを追いかけて遊ぶことも犬は大好きです。風に吹かれて飛んできた葉っぱも、捕まえるまでいつまでも追いかけまわします。恐らく狩りをして暮らしていた頃の本能的な部分が、この遊びに繋がっているのではないかといわれています。

かじる

硬いものをかじる行動も、犬にとっては大好きな遊びの一つです。動物の骨や、犬ガム、硬いおもちゃ等、硬いものをかじることを好み、更にはストレス発散にもなっているといわれています。

犬が安全に一人遊びできるような環境づくり

犬がお留守番中、安全に遊べるように、飼い主は環境を整備する必要があります。フロアが滑りやすすぎていないか、周りにハサミのような、鋭利なものが置かれていないか等、犬の目線になって危険性が高いと思われる場所を改善することにより、飼い主がいない時の犬のケガを防止することができます。

犬が安全に遊べるおもちゃ選びのポイント

犬の一人遊びに欠かせないのがおもちゃです。犬におもちゃを与えるときには、その安全性をチェックしなければなりません。犬が安全に遊べるおもちゃ選びのポイントは、次の3点です。

 

・素材
・サイズ
・衛生面

 

これらのポイントについて、更に詳しく解説していきます。

素材

犬はおもちゃを直接口にくわえて遊ぶので、おもちゃの素材は口に入れても害のないものを選びましょう。また、犬はおもちゃを食いちぎるようして遊ぶこともあるので、耐久性の高い素材を使用していることも重要です。

サイズ

犬のおもちゃ選びで最も大切なのがサイズ選びです。間違えて飲み込んでしまうようなことがあれば、窒息してしまう恐れもあります。口にすっぽり入ってしまうようなものは避け、口より大きめなサイズのものを選ぶようにしてください。

衛生面

犬は基本おもちゃを噛んだりなめたりして遊ぶので、おもちゃがすぐに汚れてしまうことも想定しておかなければなりません。洗浄しやすいおもちゃを選ぶことにより、犬はいつも清潔なおもちゃで遊ぶことが可能です。

一人遊び上手になって、留守番も楽しめるようになろう

一人遊びが上手な犬はお留守番をする時も退屈することなく、一人で楽しく過ごすことができます。犬が安心して遊べるように、犬の目線で環境の安全性を確認することも忘れないでください。また、おもちゃは安全性を重視したものを選ぶようにしましょう。安全性が保たれた環境の中、安全なおもちゃを使って一人遊びすることで、犬はますます一人遊びが大好きになることでしょう。