犬におやつを与える際は、目的に応じておやつを選ぶことが重要です。留守番させる時、しつけする時、ダイエットする時等、目的に応じたおやつ選びをすることで、おやつをあげることにより得られる効果がまったく変わります。また、犬におやつを与える際はどのようなものを与えるのかだけでなく、どのようなタイミングで与えるかも理解しておかなければなりません。犬におやつをあげるタイミングのコツを掴むことで、犬との間により良好なコミュニケーションを育むことができます。

 

今回は目的に応じた犬のおやつの選び方と、与えるタイミングのコツについてお話していきます。愛犬にどのようなおやつをあげればよいのか、また、どのようなタイミングで与えたらよいのか迷っている方は、この記事をぜひ参考にしてください。

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目的に応じたおやつの選び方

犬のおやつはいつも同じようなものを与えるのではなく、目的に応じて変えることをおすすめします。どのようなシチュエーションに、どのようなおやつをあげたらよいのかについて、詳しく見ていきましょう。

留守番させる場合

留守番させる時に与えるおやつは少しでも長持ちするものを与えましょう。例えば、犬ガムなどは物持ちがよく、留守番時に与えるおやつにはピッタリです。ただし、噛み続けて小さくなってしまったものは誤飲、窒息の原因となるので、与える前にサイズを確認し、場合によっては新しいものと交換しましょう。

 

また、最近では中にペースト状のおやつを入れて遊ぶ犬用の知育玩具も発売されており、おやつも味わいつつ長い間遊ぶこともできて、留守番している犬の退屈しのぎにはうってつけです。

栄養補給を目的とした場合

食が細い犬は、毎日の食事だけではタンパク質が不足しがちです。なので、食事と食事の間に栄養補給の一環としておやつを与えましょう。その際に与えるおやつはささみジャーキーのような、動物性たんぱく質が豊富なおやつがベストです。

子犬をしつける場合

子犬をしつける時に与えるおやつは、普段の食事で食べさせているドッグフードと同じようなものを与えましょう。普段の食事とほぼ同じおやつを与えることで、日々食べるものがこれだ、ということを認識させることができ、誤飲、誤食防止につながります。

ダイエットを目的とした場合

ダイエット中の犬に与えるおやつは、高タンパク低脂肪なものを選ぶようにしましょう。例えば、お魚を主原料とした犬のおやつは高タンパク、低脂肪であることに加えて、骨を丈夫にしてくれるカルシウムも豊富に含まれています。

 

その他にもダイエット中の犬にピッタリな低脂肪のおやつが各メーカーから発売されているので、こういったものの中からおやつを選ぶようにしてください。

犬におやつを与える回数は？

犬におやつを与える回数は1日1回～2回がよいでしょう。今や犬のおやつは栄養補助的な食べ物としての役割も担っているものの、基本的には無くても差し支えないものであり、与えすぎはむしろ肥満のもととなってしまいます。食べている時の嬉しそうな姿についつい多く与えてしまいそうにもなりますが、肥満防止、病気防止のためにも摂取量はしっかり管理しましょう。

おやつを与える時タイミングとは

犬におやつを与える最も良いタイミングは、犬が何かを成し遂げた時です。例えばお手やお座りができた時のような、教えられたことがちゃんとできたタイミングでおやつを与えると、学習能力の高い犬は「この人の言うことを聞けばおやつが貰える」と認識するようになります。その後のしつけもし易くなり、おやつによって色々なコミュニケーションが愛犬ととれるようになります。

おやつを与えるときの注意点について

犬におやつを与える場合に注意すべき点は、必要以上に与えないようにすることです。愛犬のおやつを喜ぶ姿につい気が緩んでしまい、おやつを多めにあげてしまうと、肥満や成人病のもととなります。必要以上の栄養はかえって内臓に負担をかけてしまう可能性もあるので、おやつを与える量は飼い主がしっかり管理してあげるようにしましょう。

犬におやつを上手に与えよう

犬のおやつは留守番やしつけの時等、目的に応じて与えるおやつを変えてみましょう。また、与えるタイミングをしっかり理解しておくことで、犬と飼い主、お互いのコミュニケーションがより良好なものになります。おやつを上手く利用して、愛犬との仲をより一層深めてください。