ペルシャ猫のトリミング|メリットとデメリットを解説
猫の種類の中でも上品で、高級感漂うペルシャ猫。ふわふわとして長い毛足が特徴ですが、季節ごとのお手入れなど、お世話が大変そうなイメージがありませんか。そんなあなたに、ペルシャ猫の被毛のお手入れ方法をお伝えします。
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目次
ペルシャ猫の被毛の特徴
猫の種類によって毛足の長さや質感は様々です。ペルシャ猫の被毛の見た目だけでは、全て同じ質感の長毛のように感じますよね。実は、質感の違う二重構造の長毛が密集して生えているのです。
この被毛は「ダブルコート」と呼ばれていて、ひとつを「オーバーコート(上毛)」、もう一方を「アンダーコート(下毛)」と言います。オーバーコートには、直射日光から受ける紫外線などから皮膚を守る、UVカットのような役割があり、そしてアンダーコートは外気から皮膚を守り、保温する効果があります。
ペルシャのサマーカットのメリット
ペルシャ猫の上品で美しい長毛をカットするのは、少し気が引けてしまいますよね。しかし、お手入れをせずに放っておくことの方が、ネコちゃんにとってデメリットが多いのです。
まず、ペルシャ猫の毛足は、他の長毛種の毛足よりも分厚く、ネコちゃん自身でのお手入れがなかなか行き届かないことがあります。冬には保温効果の面で機能性を発揮する長い毛足ですが、夏になると被毛の中で熱がこもることで蒸れてしまい、皮膚炎や熱中症を引き起こす危険性も。
そこで取り入れたいのが、「サマーカット」です。サマーカットは被毛の量や長さをトリミングをして調節し、熱中症や皮膚病などの危険性からネコちゃんを遠ざけることができます。
お手入れの方法は大きく分けてふたつ。まずは、「ライオンカット」と呼ばれるトリミング方法。その名の通り、顔まわりや足の毛、しっぽの先端の毛を残して被毛全体をカットをすることで、ミニチュアのライオンのようなすっきりとした見た目に仕上げます。
もう一つは「部分カット」というトリミング方法。ネコちゃん自身でのお入れが難しく、汚れやすいところを部分的にカットしたり、全体の毛をすいて毛量を調整したりします。
ペルシャのサマーカットのデメリットと注意点
サマーカットをすることで被毛の通気性が良くなり、蒸れによって引き起こされる皮膚の病気や、汚れやすさから不衛生になってしまうことを予防できます。しかし、サマーカットの方法には注意が必要です。
普段から被毛に覆われたネコちゃんの皮膚は、人間に比べると、とても敏感でダメージを受けやすい傾向にあります。そのため、被毛を短くカットし過ぎたり、すき過ぎたりして毛量が極端に減ってしまうと、紫外線などによる皮膚への直接的なダメージが大きくなり、かえって悪影響を及ぼしてしまうことがあるのです。
特に、被毛の大部分を短くカットするライオンカットでのお手入れは、皮膚が外気にさらされやすくなるため、注意が必要です。紫外線から身を守ったり、体温調節をしたりする際に支障をきたさないよう、部分カットでのトリミングが、より無難と言えるでしょう。
見た目の可愛らしいカット方法は様々ありますが、ペット自身にとってのメリットを最優先することが飼い主の役目なのかもしれません。被毛のケアをするときは、ネコちゃんの健康状況を考慮して行うことが重要です。
まとめ
ペルシャ猫の被毛のお手入れについてご紹介しましたがいかがでしたか?人間が髪の毛を切る感覚で自由に被毛をカットしてしまうと、デメリットがあることが分かりました。被毛のカットは見た目を整える目的以外にも、健康被害を防ぐなどの大切な役割があります。ネコちゃんにとってベストなカット方法を見つけるのが、飼い主の責任と言えるのかもしれません。
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